明石市で「明石市パートナーシップ・ファミリーシップ制度」が2021年1月8日(金)から導入されて以来、18組の届け出があったそうです!
カップルだけでなく子どもも公認するファミリーシップ制度は明石市が全国に先駆けて設けたもので、現在では取り入れた自治体が8市区町(徳島市・東京都足立区 ・ 福岡県古賀市 ・ 愛知県豊田市 ・ 埼玉県入間市 ・ 徳島県三好市 ・ 埼玉県川島町 ・ 埼玉県狭山市)まで広がっているのだそう!
届け出件数を月別にみると、同制度がスタートした1月は2組で、2月に最多の8組に達した。その後、3、4月は各3組、8、9月は各1組だった。届け出た人に市が聞き取ったところ、医療機関で家族として対応してもらうことに加え、結婚で姓が変わることを避けるために制度を利用した事例もあったという。
市によると、パートナーシップ制度を導入した自治体は全国で約130(10月時点)に上り、人口ベースで全国の4割以上をカバーしている。他方でファミリーシップについては明石市に続いて、徳島市▽東京都足立区▽福岡県古賀市▽愛知県豊田市▽埼玉県入間市▽徳島県三好市▽埼玉県川島町▽同狭山市-が取り入れ、ほかでも導入に向けた動きがあるという。
同性や事実婚カップル、子も「家族」 パートナーシップ・ファミリーシップ制度18組が利用 明石市(神戸新聞NEXT)
2021年11月26日(金)の明石市長チャンネルの動画でもファミリーシップ制度について触れられていました!
制度の詳細は明石市の公式ページを要チェック!
制度の導入と合わせて、市が様々な関係機関へのはたらきかけや調整を実施することにより、以下の効果が発生します。
(1) 連携医療機関で家族として対応
パートナー及びその子どもの病状説明や入退院の手続き等の際、家族としての対応が可能です。
(2) 市営住宅、市内の県営住宅・県公社住宅に家族で入居可
パートナー及びその子どもも含めて、家族として入居手続きをし、一緒に入居できます。
(3) 市営墓園の使用・承継
パートナー及びその子どもを一緒の墓地に埋葬できるほか、墓地の使用権をパートナー及びその子どもに承継できます。
(4) 犯罪被害者等遺族支援金等の給付
パートナー及びその子どもも犯罪被害者等遺族支援金や特例給付金等の支給対象となります。
(5) 住民票の続柄を「縁故者」に変更可
これまで「同居人」という続柄しか選択できなかったパートナー及びその子どもが「縁故者」を選択できます。
(6) 税証明書の申請
住民票の世帯が同一の場合、パートナーによる税証明書の申請が可能です。
(7) 保育施設の申込
同居の場合、パートナーによる保育施設の入所申込が可能です。
※保育要件書類の提出が必要となり、保育料の算定対象となります。上記のほか、子育て支援センター等の利用や里親制度(養育里親)の利用は、制度利用の有無に関わらず、可能。
明石市パートナーシップ・ファミリーシップ制度
また、制度の利用者が明石市職員の場合、結婚祝金の支給や結婚休暇等の取得についても、2021年4月から適用。