明石浦漁協で「たこ飯」や「タコの天ぷら」を食べてきた!【浜の母ちゃん】

2018年7月2日(月)は 半夏生 ですね!

明石浦漁業協同組合からこんにちは!こまさんです!

梅雨の晴れ間でいい天気!

「半夏生」とは雑節の一つで、夏至から数えて11日目にあたる日のことと言われていたようですが、現在では天球上の黄経100度の点を太陽が通過する日となっているそうです。近畿地方の一部地域ではタコを食べる習慣があり、タコといえば明石!

というわけで、今回は明石ダコの魅力を最大限に発揮する事の出来る方と一緒に、半夏生のタコをお届けしたいと思います!

こまさん
今回お世話になったのは「浜のかあちゃん」こと髙山淳子さん!

髙山さんは明石浦で漁師の奥さんとして働きながら美味しい「まえもん」を更に美味しくするスーパーウーマン!水産庁任命の“お魚かたりべ”でもあり、色んな所でお料理教室の講師として招かれる腕前です!

こまさん
明石の伝統タコ飯のレシピのご紹介、よろしくお願いします!
髙山さん
よろしく!!タコはタウリンとかビタミンB2にコラーゲンがいっぱい含まれてるから疲労回復にもいいし、何より美肌効果が抜群なのよ!今日はいっぱいタコ食べさせたげるからお肌トゥルトゥルになるわよ!
こまさん
オイリーなのにガサガサ肌な私の肌がトゥルトゥルに!?

美容効果により俄然やる気が出てきた私!明石のタコ飯は基本的に“干しダコ”を使用します!

髙山さん
タコは良質なものしか干せないし、生で作るよりも風味も旨味もぜんぜん違うのよ!
こまさん
なるほど!確かに立派なサイズですもんね・・・

そんなこんなで調理スタート!まずはタコの薄い部分と足の部分をハサミなどで解体していきます!

炙る時に薄い部分はすぐ焦げて炭になってまので、足と別々にしておくのだそう!

解体が完了したらグリルや直火で炙って、温かいうちに薄切りにしていきます!

髙山さん
炙ることで切りやすくなるし、香ばしさが出るのよ!
こまさん
なるほど!炙らないと硬くて中々切れない・・・!

細かく切ったものは昆布とカツオのお出汁に投入!

髙山さん
炙ったので炭が入っちゃうけど後で濾すので、とりあえずそのままでOKよ!
こまさん
サーイエッサー!

本当はここで一晩置くのがベストなのですが、時短テクで火にかけます!

教えに行くときに「また明日〜」なんて出来ないから編み出したのだそう。沸騰させるとエグみが出てしまうので、沸騰前に火を止めるのがポイントです!

タコが冷めたら研いだお米に出汁を規定量まで入れて、タコ投入!!

こまさん
今回はたっぷり8合!「炊飯」スイッチオン!
髙山さん
次は炊いてる間になんか作ろか!タコの天ぷらオールスターズでどう?
こまさん
うひゃぁぁ!生タコきたぁぁ!

手際よく生ダコの下準備を進めていく髙山さん。

髙山さん
タコは内臓とって・・・あ、ここ珍味!タコの墨!今回はこれも使うわよ!
こまさん
タコスミ初体験です!

タコスミはイカスミに比べてとれる量が少なく、取り出すのに手間もかかるため一般的にはなかなか出回らないそう!準備ができたらタコは塩を少しふりかけてしばらく放置。置いておくことでタコが自らヌメリ袋からヌメリを出してくれます。

活け締めされているのでまだ吸盤がくっつく!

その後は水でしっかり流しながら丁寧にぬめりを取ります!

ぬめりが取れたらたっぷりのお湯を沸かして、足先から鍋に入れてしゃぶしゃぶ・・・!

いい感じ!おいしそうな色になりました♪

茹でたタコを天ぷらのために程よい大きさにカット!

髙山さん
もちろんこのまま食べても美味しいわよ!ほれ!
こまさん
ゆでダコ刺身!ぷりっぷりで美味~!

ちなみに今回は漁協の方々も試食されており、漁協の方からすると今の時期(梅雨)のタコは“まだ”最高に美味しい状態ではないそう。タコの旬は梅雨明けからで最高の状態のタコは皮と身が密着して味も歯ざわりも抜群だそうです!

こまさん
素人な私はその違いが全くわからず美味しくタコを頬張ってました(笑)

ちょっと知識をつけたところで、こちらはシンプルなタコの天ぷら!

こまさん
足だけじゃなくて頭の部分もおいしい!

更に衣にタコスミを使用したタコスミの天ぷらも作っちゃいます!

こまさん
何を混ぜても深い深い黒・・・ダークマターかな?

そんな揚げても真っ黒なタコスミを練り込んだ「タコの天ぷら」も完成!

見た目にちょっとびっくりしますが、優しいスミの風味をまとった天ぷらは美味しいです!

髙山さん
次は梅肉を挟んだ磯辺揚げよ!

勢いに乗って次はタコ足の間に梅肉と大葉を挟み、明石のりで巻いて天ぷらにしちゃいます!

立派な足の吸盤の間に切れ目を入れて大葉と梅肉をセットオン!あとは明石のりで巻いて衣をつけてさっと揚げると・・・

これまた美味しそうな「タコの梅肉入り磯辺揚げ」が完成!

こまさん
もうっ!!もう美味しすぎて美味しいしかいえないっ!!

スタンダード天ぷらは風味、歯ごたえ共に最高!これこそ至高!!と思ったら梅肉磯辺揚げの肉厚なタコの中に大葉と梅肉の爽やかさがプラスして、もうたまりません!しかも足の太いところを使ってるので口いっぱい頬張れる贅沢!!噛めば噛むほどタコと梅肉の旨味が出てきていつまでも幸せ~♪

そして今回のメインイベント、明石の「タコ飯」!炊きあがりましてございます!さぁ!いきますよ!3・2・1・・・

\パカッ!/

ふぁぁぁ〜ん!!うわぉ!タコの香りがたまらないです!!

天ぷらとはまたちょっと違う旨味のにおいが・・・よし!いただきます!!

こまさん
んん〜風味抜群で美味しい!旨みたっぷりのタコいっぱい入ってるのが嬉しい!
髙山さん
そうでしょ!そこがやっぱり干しダコを使うメリットなのよ!

今回紹介した「たこ飯」はクックパッドでレシピを公開されているのでご参考に!

明石海峡の潮流に鍛えられ、豊富な餌を食べて育つ明石だこは身が引き締まり、歯応えと旨味が自慢です。
浜では保存食として干しだこにします。
干しだこで炊き込む”たこ飯”は素朴な中にも深みのある味わい。
古くから受け継がれてきた浜の味です。

[sc name=”official-link” ]たこ飯(クックパッド)

手順が4段階ですごく簡単そうに見えるけど、手順1の「干しだこを軽く炙って小さく薄く切り、ダシに漬けて一晩おく。」は炙るから熱いわ干しダコ硬いわですごく大変なので注意!

こまさん
すごく美味しいので、大変でもやる価値ありです!
髙山さん
みなさんも是非挑戦してみてくださいね!
もくじ

関連記事

明石浦漁協でセリを見学してきたときの記事はこちら!

https://akashi-journal.com/challenge/akashiura/

7月の半夏生に合わせて明石だこにちなんだメニューを提供する「明石半夏生たこまつり週間」は2018年7月1日(日)~16日(月)まで開催!

https://akashi-journal.com/event/hangesho-takomatsuri2018/

魚の棚商店街では年に一度の楽しい夜市「魚の棚半夏生七夕夜市」が2018年7月7日(土)に開催!

https://akashi-journal.com/event/hangesho-yoruichi2018/

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