もくじ
2024年のイカナゴ親魚調査結果が発表
兵庫県立水産技術センターが今春、瀬戸内海で行われるイカナゴのシンコ(稚魚)漁に向けた親魚調査結果を公表していますが・・・どうやら今年もまだ厳しそうです!
親魚密度(文鎮漕ぎ1回当たりの採集尾数)は11.3尾で、昨年よりも減少しており、不漁が始まった2017年以前に比べると引き続き低い値です。昭和61年を1.00とした場合の今年の産卵量指数は0.17となり、こちらも低い値となっています。今後は1月下旬に稚仔の分布調査が行われ、イカナゴシンコ漁況予報が2月中旬頃に公表される予定です
1回の採取数は平均11・3匹で、前年より15・3匹減った。同センターは減少の原因として「夏場の海水温が平年を上回りイカナゴにとって厳しい状況が続いた」と指摘。一方で「漁期短縮など資源保護の効果は表れており、1桁台だった20年ごろと比べると改善しつつある」としている。産卵数の多い生後2年以上の個体は全体の31%と、前年の23・7%を上回った。
シンコ漁、また不漁か 親魚が前年の半数以下、兵庫県調査「今年も漁期短縮が必要」|社会|神戸新聞NEXT
■今後の予定
イカナゴ情報 | 兵庫県立農林水産技術総合センター 水産技術センター
○稚仔の分布調査
紀伊水道・大阪湾・播磨灘:1月23日~25日
○稚仔分布調査結果の公表:2月上旬頃
○イカナゴシンコ漁況予報の公表:2月中旬頃
(稚仔の分布調査とその結果の公表については、天候により日程を変更することがあります)
いかなごの解禁日などに関する情報のまとめ記事はこちら。今年もこちらのページで更新していく予定です!