兵庫県立水産技術センターが今春、瀬戸内海で行われるイカナゴのシンコ(稚魚)漁に向けた親魚調査結果を公表しています!が・・・どうやら今年もまだ厳しそうです!
親魚密度(文鎮漕ぎ1回当たりの採集尾数)は33.0尾で、昨年よりも増加していますが、不漁が始まった2017年以前に比べると引き続き低い値です。昭和61年を1.00とした場合の今年の産卵量指数は0.32となり、こちらも昨年より高くなっていますが、平年と比べると低い値でした。今後は1月下旬に稚仔の分布調査が行われ、イカナゴシンコ漁況予報が2月中旬頃に公表される予定です
令和3年12月2日から令和4年1月4日にかけて、播磨灘北東部(鹿ノ瀬)で文鎮漕ぎによる産卵親魚調査を行いましたので、その結果をお知らせします。
■親魚密度と年齢組成
イカナゴ情報 | 兵庫県立農林水産技術総合センター 水産技術センター
・親魚密度(文鎮漕ぎ1回当たりの採集尾数)は33.0尾で、昨年を上回ったものの、依然として低い値でした。
・年齢組成は1才魚が93.0%、2才魚以上が7.0%でした。
■今後の予定
イカナゴ情報 | 兵庫県立農林水産技術総合センター 水産技術センター
○稚仔の分布調査
紀伊水道・大阪湾・播磨灘:1月18日~20日
○稚仔分布調査結果の公表:2月上旬頃
○イカナゴシンコ漁況予報の公表:2月中旬頃
(稚仔の分布調査とその結果の公表については、天候により日程を変更することがあります。)
神戸新聞NEXTによると1回の最終数が平均33匹で前年比約4倍に増価しているものの、産卵数の多い生後2年以上の割合は7%と低い水準。「回復基調だが今年も漁期短縮は必要」と評価されていました
1回の採取数は平均33匹で、前年比約4倍に増えた。しかし産卵数の多い生後2年以上は全体の7%で、極端な不漁が始まった2017年以前の20%超を大きく下回った。推定産卵量も前年の約3倍に上ったが、平年との開きは大きい。
イカナゴの親魚調査、推定産卵量は平年の約19% 「今年も漁期短縮」兵庫県水産技術センター(神戸新聞NEXT)
いかなごの解禁日などに関する情報のまとめ記事はこちら!今年もこちらのページで更新していく予定です!