【番外編グルメ】ほんのりあたたかサンドを食す

2月某日私は明石駅にいた。

時間はすでにお昼12:00を過ぎており駅前でのモーニングタイムを逃している。
西明石から明石にかけて道路が渋滞していたことが悔やまれる。

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私はあてもなく某商業施設Aに入り、まだモーニングを食べられるお店はないかと探してみたが、よくよく考えると10:00オープンの商業施設でモーニングを探すこと自体ナンセンスである。

そんなこともわからないほどに私は困惑していたのだ。

そもそもお昼を過ぎているのだから素直にランチを探せば良いだけの話である。
しかしなぜか私はトーストやサンドイッチのモーニングメニューを一心不乱に探し続けていた。

探し続けて地下に降りた時、イートインが可能なパン屋さんがあった。
ワンコインでサンドイッチセット(ドリンク・フルーツ付き)があり、私は「これしか無い」と直感した。

セットにはタマゴサンド・ハムサンド・ホットサンドの選択肢があったため、迷わず好物のホットサンドを選択する。

・・・

カウンターで待つこと数分、奥から出てきたお皿には普通のサンドイッチが乗っていた。まわりを見ても待っている客は私しかいない。

他のお客様の席に運ぶのだろうかと疑問に思っていると何故かレジ奥にある家庭用レンジに運ばれるノーマルサンドイッチ。

嫌な予感しかしない。

・・・

数十秒後鳴り響く「チン」という聞き慣れた音。

目の前に現れたほんのり温かいサンドイッチ。

DSC_4376

他のお客様が頼んだものかもしれないという微かな希望が粉砕された瞬間である。

嘆いても仕方ないのでとりあえず席に運び食べてみる。

パン屋さんのサンドイッチだけあってパンは美味しいし、味は悪くない。
耳が残っているのも個人的には高評価だ。

しかしこれは私の知っている“ホットサンド”ではない。
これは「ほんのりあたたかサンド」とかそういう産物だ。「サンドイッチあたためました」でも良い。

横にはよく見なくても分かる、缶詰から出しただけのフルーツ(ミカンとパイナップル)
別に缶詰フルーツを否定するつもりはないが、もう少し他の出し方はなかったのだろうか・・・。

そうして私は、ただ悶々と黙々と「ほんのりあたたかサンド」を平らげ店を後にした。

-完-

(´・ω・`)

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