2023年の「イカナゴシンコ(新子)漁況予報」が発表!
兵庫県立農林水産技術総合センター水産技術センターが今春、瀬戸内海で行われるイカナゴのシンコ(稚魚)漁に向けた「イカナゴシンコ(新子)漁況予報」を公表しています!
詳細な調査結果がまとめられた資料はこちら!
1 シンコ漁予測(概要)
海域(播磨灘、大阪湾、紀伊水道)
漁況予報 各海域とも平年(※)を下回る
※平年:各調査開始年から直近年までの平均値を基本とする。2 調査結果
(1)産卵親魚の調査(調査期間 令和4年12月2日から翌年1月5日)
主産卵場である鹿ノ瀬海域での親魚採集尾数は、昨年と同水準であり、平年値を下回った。
産卵量指数(親魚の大きさを考慮して算出した産卵量の目安)も昨年と同程度であり、平年値を下回った。
(2)稚仔の調査(調査期間 令和5年1月26日から29日)
1調査点あたりの平均採集尾数は、播磨灘が1.7尾(昨年3.4尾、平年値10.2尾)、大阪湾が2.2尾(昨年15.1尾、平年値14.1尾)、紀伊水道が0.6尾(昨年0.9尾、平年値3.1尾)であり、各海域ともに、昨年及び平年に比べて低い値であり、分布量は低水準であった。3 シンコ漁の予測
令和5年漁期イカナゴシンコ(新子)漁況予報(兵庫県)
産卵量は低水準であった昨年並み、稚仔の分布量は昨年を下回っていることから、今漁期のシンコ漁獲量は、播磨灘、大阪湾および紀伊水道の3海域とも平年を下回ると予想される。
神戸新聞NEXTのニュースによると推定産卵量は昨年の約1.2倍で直近の10年間では比較的多いが、平年値と比べると約1割にとどまっているのだそう
調査によると、推定産卵量は昨年の約1・2倍で直近の10年間では比較的多いが、平年値と比べると約1割にとどまる。1地点あたりの稚魚数は紀伊水道で昨年の67%、播磨灘で50%だったが、大阪湾は15%。平年値との比較では16~19%だった。
イカナゴのシンコ漁水揚げ量「平年下回る」 兵庫県、7年連続の不漁予報 播磨灘など3海域 | 総合 | 神戸新聞NEXT
今年のイカナゴシンコ漁の予測としては平年は下回るような予想となっています。今年のイカナゴ解禁日の発表は2月22日(水)以降とされています
令和5年漁期の解禁日は2月22日以降にお知らせします。
兵庫県/いかなご漁について
いかなごの解禁日などに関する情報のまとめ記事はこちら!