赤ちゃんは可愛いけど子育ては大変!
言葉で言うのは簡単だけど、伝えるのって難しい・・・!こまさん です!
今回は「兵庫県立明石西高等学校」普通科教育類型1年生の「赤ちゃん先生プロジェクト」の授業の様子を見学させて頂きました!
赤ちゃん先生プロジェクトは「NPO法人ママの働き方応援隊」の活動で、0歳から3歳の赤ちゃんを持つお母さんたちが赤ちゃんを連れて参加できる事業です。赤ちゃんを通じて自分自身を振り返り周りとの関係を考えるキッカケを与えることができ、表情や泣くことで表現する赤ちゃんの感情を読み取ろうとするうちに、人としての感情が動き出し、他人のことを思いやる精神が身に着いたり、コミュニケーション力を向上させる効果があるのだとか
明石市内の小学校・中学校などでも開催しているそう!
今回参加したのは1歳3ヶ月~2歳9ヶ月の赤ちゃん先生たちで、一組のお母さんと赤ちゃんに8人ほどの学生さんのグループを作っていました
まずは赤ちゃん先生の自己紹介で、ママがお名前・趣味や最近できるようになった事を紹介します。ハイハイで滑り台を登るエピソードや、よく使う二語文が「パパどこ」など。個性豊かな先生方に最初から目が離せません・・・!
ママと一緒に正座してかわいい!
お母さんたちは、赤ちゃんがおなかにいた時のお話から、生まれた時の身長(大体50㎝ぐらい)の長さの紙を用意して子供たちの腕の長さと比べてみたり、生まれた時の体重を当ててもらったり、何を食べているかとか、何をしているかなど、赤ちゃんの生活を話しています
その間赤ちゃんたちは勝手にハイハイして生徒たちに触ったり、車のおもちゃを持って走り回ったりと教室は大賑わい!
慣れてきたら一人ずつ膝に乗せてみたり、抱っこしてみたり、生徒たちは赤ちゃん先生に釘付けでした!
赤ちゃんってなかなか触れ合う機会も少ないですよね。私末っ子なので大人になるまでしっかり触れ合った事なかったも・・・
赤ちゃん先生の高校生や大学生を対象としたプログラムでは、親になる準備、結婚出産を視野に入れたキャリアの確立へ毎回成長する赤ちゃん先生とその母親との定期的な触れ合いから親になるということを体験を通して学びます
赤ちゃんは24時間可愛い存在ではなく、親になるということや責任も伴うこと・社会人としてキャリアだけを考えがちなこの時期に、共に子育てをしていくパートナーの存在の大事さや、家族を持つために働くことの意味なども自分自身のキャリアデザインとして具体的に考えることができるようになるのが目標だそう
明石西高校の教育類型では別の時期に育児体験も実施するそうです!
一通りのプログラムが終了したら感想を聞いていきますが、時間的に全員は無理なのでグループで一人に。人選は赤ちゃん先生にお任せ!
赤ちゃん先生にマイクを渡されたら発表・・・なんて公平でキュンキュンさせられる瞬間!
感想では「赤ちゃんは可愛いだけでなく育児の大変な面も知ることができてよかった」や「赤ちゃんの日々の成長スピードを実感し、一日一日大事にしようと思った」など実際に触れ合い、育てているお母さんの話を聞けたからこそ出る感想がいっぱい述べられていました
実際に体験するのは本当にかけがえがない経験で、授業もあっという間でした。学生さんたちの進路や今後の将来の役に立つと嬉しいですね!
授業時間が終わり、生徒さんたちが退出されるときには赤ちゃん先生たちもお見送りに・・・!
お姉さんお兄さんと離れがたい赤ちゃんたちにキュンキュン!赤ちゃん先生にとっても良い経験ですね
お母さんにとっても育児の大変さを分かってもらったり、子どもが小さくて外出が難しい時期に外に出るきっかけになるなどメリットも多いのだそう
興味がある方は「NPO法人ママの働き方応援隊」の活動もチェックしてみてくださいね!