明石公園で2061年9月10日(土)に、第19回となる「明石薪能(たきぎのう)」が開催されます!
当日は本格的な組み立て式能舞台が明石公園の芝生広場に設置され、明石城の櫓を背景に薪のかがり火がつくり出す幽玄な雰囲気の中、能や狂言が披露されます。
去年の様子などは明石市のホームページでも確認できます。
[sc name=”official-link” ]平成27年度「第18回明石薪能」(明石市)
16:00に開場し、幼稚園年中から中学2年生までの子どもたちが出演する「こども仕舞」が明石薪能の開演に先立ち16:10から開始。その後18:00~20:30頃予定で明石薪能が行われます。
観覧にはチケットが必要で、前売り2500円(当日3000円)、高校生以下半額となっています。前売り券は明石市立市民会館・明石市立西部市民会館や明石観光案内所、明石文化芸術創生財団 、チケットぴあで販売されています。
※こども仕舞の観覧にもチケットが必要です。
[sc name=”link” ]第19回 明石薪能(チケットぴあ)
演目
- 能 「天鼓(てんこ)」
- 狂言 「鬼瓦(おにがわら)」
「天鼓」あらすじ
後漢の御代のこと、王伯王母という夫婦のもとに男の子が生まれ、天から鼓が降る夢を見て授かった子なので天鼓と名付けられます。不思議なことにその後本当の鼓が降り、天鼓が打つと妙音を発するので、世間の評判になりました。これを聞いた帝は鼓を宮中に召されますが、天鼓は鼓を持って山中に隠れます。捕えられた天鼓は呂水に沈められ、鼓は宮中に据え置かれます。しかしその後誰が打っても鳴りません。息子の死を歎き悲しむ王伯のもとに勅使が遣わされます。天鼓の父が打てば音が鳴るであろうと宮中に召された王伯は、「もし鼓が鳴ればそれこそわが子の形見」と恐れつつも鼓を打ちます。すると鼓は妙音を発し、帝も心打たれ涙します。
やがて管絃講の弔いが行われると、天鼓の亡霊があらわれ、弔いに感謝しつつ無心に鼓を打ち興じ、舞戯れるのでした。
[sc name=”official-link” ]平成28年度「第19回明石薪能」(明石市)